名古屋~熊本の旅(修行) その3です。 もうちょっとだけ続きます。
5月4日
昨日はただ通り過ぎただけだった世界遺産 石見銀山へ輪行で移動。
駅からちょっとした山を越えて到着。お決まりのように車は駐車場待ちで大渋滞。
龍源寺間歩という銀の採掘でできたトンネルが見学できます。大人400円だったかな。
入口はこんな感じ。天井低いです。走ったら危ないよ~。
入口付近ですが、照明がやや暗いかな。たぶんわざと暗くしているのかと。
出口付近は通路も広々としていて、蛍光灯が煌々と点いています。
浜田に戻り、本日の宿泊地、萩へ。
途中日本海(の島)に沈む見事な夕日が。
本日の走行距離:126.59km
5月5日
本日はホテルのお姉さんに勧められた萩の城下町を散策して、
カルスト台地で有名な秋吉台を観光し、下関に宿泊予定。
萩の城下町は朝から観光客がちらほら。
もりしまは歴史に だいぶ疎いので、偉人の家といわれても、あんまりピンとこない。
好きな方には申し訳ない。ただ、道路標識とか無くて景観を大事にしているのはわかった。
やっぱりガイドさんとかと一緒に回るのが良いんでしょうね。
萩から秋吉台までは登りがつづく。
しかも県道の表示を見過ごして遠回りする羽目となり、登らなくてもいい山まで登る始末。
前々日の疲れが抜けていないようなので、余計な登りは勘弁して欲しいなあ。
秋吉台では名物「かっぱそば」なるケッタイな食べ物が。
熱々の鉄板にのせた茶そばを、そばつゆで食するというもの。
焼けた鉄板のおかげで茶そばはみるみる堅焼きそばに変化していく。
新しい食感。これはこれで斬新。
添えられた錦糸玉子、キュウリやエビ、牛肉が なんだかなぁ…。
若者が好きそうな物を載せてみましたという感じです。こういう食べ物も今や懐かしい。
炭水化物補給と話のネタにはなるかと思います。
でも店員のおじさまが親切に地図で道をいろいろアドバイスしてくださいました。
ありがとうございました。
どんどん標高をあげていくと、急に開けた場所に出た。
草原にごろごろと岩が点在。秋吉台、なかなか絶景です。
練習しに来た、と思わしき地元ロードレーサーも何台か出合いました。
秋吉台観光後は、長門市にもどって海岸線沿いに下関を目指す予定でしたが、
天気が怪しい。細かい雨が降ってきたので秋吉台から最短ルートで下関を目指すことにした。
途中、「道の駅きくがわ」にて、名物の「菊川そうめん」をいただく。
この町は合鴨農法による無農薬米作りも盛んなようで、そのためか合鴨肉も名物らしい。
なるほど!農業と畜産の一石二鳥。
合鴨農法で丸々太らせたら、その合鴨を…。 かわいそうだけど、おいしいです。
途中雨でずぶぬれになりましたが、下関に着くころには、だんだん服も乾いてきました。
宿や飲食店に迷惑かけずに済んでよかった。
下関カモンワーフにてふぐの定食を注文。
本日の走行距離:135.35km
5月6日
朝ごはんは下関の唐戸市場へ。
早朝からやっているので、朝早い旅人には助かります。
九州へと上陸すべく関門海峡 人道トンネルへ。ここを通るのは2回目。
一昨年はここから博多を目指しましたが、本日は大分県別府を目指します。
今日はいい天気。結局雨に降られたのは昨日(2時間ぐらい)だけ。
天気予報で関東は連日雨だったとか。いい時に九州来たなぁ。
鳥取の砂像はだいじょうぶだったかな~?
別府湾の眺め。海岸沿いに家やら建物やらが立ち並んでいます。なかなか壮観です。
別府市内。なにやら外国のような雰囲気です。
でも本当に外国の観光客が多く、駅前では英語やロシア語やハングル語なんかが
飛び交ってました。
ちなみに夜、街を出歩いているのは外人観光客だけでした。
大分は関アジ、関サバなどが有名ですが、これは東京でも食べれます。
本日は地元でしか味わえない「城下カレイ」を食べに日出町へ。
城下カレイは日出城の下の淡水が沸く海域で育つカレイ。日出町限定みたいなブランドです。
5月は城下カレイの旬ですし、このタイミングをみすみす逃すわけにはいけません。
というかこれを食べに大分に来たのです。
料理を予約した「膳のえぐち」へ。
大分名物「りゅうきゅう」から始まり、写真の活造り、から揚げ、煮物にお吸い物。
ご飯は地元で取れたウニをつかってウニ丼にしてもらいました。
城下カレイは脂がのっていて、どろ臭さがありません。刺身が最高に美味しいです。
肝は豆腐のように柔らかく、あん肝よりも、かわはぎの肝よりも臭くなくて、いくらでもいけそうです。
こちらではカレイを梅肉や梅酢とあわせた醤油でお刺身をいただきます。
殿様がいる時代からこうやって食べていたそうです。
四国のすだち醤油で食べる刺身もおいしかったけど、梅醤油で食べる刺身も格別です。
17時30分に来店したので店内のお客は私一人。お店の大将と色々お話させていただきました。
最近遠方から城下カレイを食べに来る客が増えたとか。 大将の目の前にも一人いますよね。
カレイ型のお皿は地元の陶芸家の作品で、ちょうどこの日にお皿を納品しにきていたそうです。
大将いわく、刺身を載せるお皿の発色具合や表面の凹凸感が毎度毎度イマイチだそうですが、
色むらや凹凸も味があっていいんじゃないでしょうか。
確かにいつも食べるばかりでお皿まで気にしたことが無いな。
刺身を載せた時、透けてみえる皿の色具合とか、
箸でつかんだときの皿の表面の滑りやすさだとか、さすが職人は気配りが細かい。
本日の走行距離:137.14km
その4は最終日の様子をお届け!