金曜夜海老名SAで待ち合わせ、沼津までひとっ走りで高速を降り合宿所のある函南へ。暗くてよくわかりませんがツヅラ折れの急坂をくねくね登り宿舎到着。階段を登ってテラスに着くとそれは山の斜面に建っている豪華な別荘でした。
♪マッチッの明かりがとてもきれいねカ・ン・ナ・ミ~♪と思わず口ずさんだのは私だけでしょう、ふるっ。早速テラスにテーブルを出し、何はともあれ明日の健闘を祈ってビールで乾杯、それもナマ、でもってエビス。ン~んまい。あっという間に12時をまわり25時30分、もうそろそろ寝とかないとねってことで本日はここまで。
小鳥のさえずりで目を覚まし、その辺をひとまわり。ここはエメラルドタウンという別荘地、一帯はテレビの『お宅訪問?』のような凝った創りの別荘ばかり、それを合宿所とは失礼しました。
各自朝食をとり、出発地点のユートピア函南まで。そうです帰りに汗みどろになった体をさっぱりしていこうという寸法です。自転車を組み立て出発!
天気が良い、暑くなりそうっていうかすでに熱い。今回はサポートカー付き、クーラーに氷と冷たい水の補給をいれ、万が一途中でくじけたら拾ってもらえるので安心です。
朝着組も大仁で合流し10名プラスサポートカーで136号線を南下。田園風景の中を順調に修善寺をすぎ右折、いよいよ土肥峠へ。5%あるかないかの緩い勾配です、今日はツールド゙沖縄の練習で集団走行でいこうなんて話もありましたが、ちょっとどんなもんかイッてみるかとケイデンスを上げる。
途中ポポビッチよっしーがピッタリマークしてきたが第1チェックポイントは取りあえずトップ。サポートカーから冷たい水を補給、助かります。みんな揃ったところで、少し先の頂上まで行きますが今度はアレキサンドロカズモリ、ポポビッチよっしーに軽くおいていかれる。どうも年のせいか一回休むとなかなか心臓のポンプが回転が上がりづらくなります。
今度は一気に600メートルのダウンヒル、下りとなればサボルデッリあゆの独壇場、ぐんぐんスピードを上げてすぐに視界から消えてしまいました。しばらくすると目の前に西伊豆の海がバーンと入ってくる、思わず歓声を上げたくなる一瞬でした。土肥港に着き一息いれる、海がきれいです、ひと泳ぎしたい感じ。
海沿いに少し進んで旅人岬で集合、後続を待ちながら一休み。どうもポポビッチよっしーがスローパンクらしい、じゃあここでパンク修理の実施練習、なるべく手を出さないように言葉で説明するが、みていると面倒になりつい自分で手を出してしまう。
さて、後続のボックレ-ごうだがまだ来ません、先ほど電話でここで待ち合わせと伝えたはずだが、、、。補給の買い物に行くサポートカーについでに様子を見てきてもらう。そしたら私が旅人岬を間違えて恋人岬と言ってしまったらしく、土肥から反対方向にせっせとペダリング。すみませーん。
二つの山岳ポイントを超えた戸田漁港でサポートカーに拾われて無事合流。大変失礼しました。
もう1時、予定よりだいぶ遅れています、ここで軽く補給食を取りすぐ出発。大瀬崎まであと山岳ポイント二つ。登り始めると後ろから気合の入ったベッティーニかさまがウリャーと追い越していった、さっきの補給で体力回復したのかすごい元気。上まで持続すればすごいが、、、。私はどうもちょっとぐらい休んでも体力回復は望めない年頃なのか、遅れて出てきたサボルデッリにも追いこされ、景色を見ながらマイペース。
西海岸はきれいです、海も澄んでいるし残念ながら富士山は見えませんでしたがその代わりに夏雲がわき、ギラギラの太陽、セミの声、ン~夏だな~って感じ。最後の山岳ポイントで集合し一休み、道路の反対側から登ってきた大きな荷物を背負った外人サイクリストが来ました、なんか同じ仲間のような気がしてガンバッテーとエールを送る。
大瀬崎までダウンヒルを楽しみ、後は平地ステージ。登りで遅れていた女性陣がけっこうなスピードで先を行きます。後姿が見え隠れするんので追いつこうとしますがなかなか追いつけません。海岸線のワインディングロード、小さな入り江がいくつかあり家族連れが楽しんでいます、そこを後のボックレーごうだとビンテージやたがいを気にしつつ前を追いながらペダリング。そこに去年沖縄に行ったベッティーニかさまが『沖縄もこんな感じですよ、それで海の色がエメラルドグリーンなんですよ、いいですよ~!』と。今年はもう5人ほどエントリーしています。
そうこうしているうちに海岸線と離れ、サポートカーに導かれゴールのユートピア函南に。後半に強いのかあと数キロとなると少々ヘバリぎみだった女性陣、コパッチめぐみとプリンプリン姫トモミ嬢が最後のデットヒート。だったらもっと坂でがんばれよって感じ。そういう私も元気がよかったのは前半だけですからどっちもどっちというところでしょうか。
ゆっくり汗を流して別荘へ、計画では最後にもうひとつ今日一番の登りがありましたが、もう絶対ムリ。別荘の階段を上がるのもしんどいって感じ。 テラスからの夕暮れの景色がきれい。エビスの生がまたうまい!身体の隅々までジ~ンと染みこんでいく感じです。そうこうしているうちにBBQの準備完了、焼き立てのお肉がこれまたうまい!いうことなし!そして今日の走りをなんだかんだと振りかえりながら夕闇に包まれていくのでした。
その席で、今まで特にチーム名が無くなんか名前をつけようといくつか案が出ていましたので、急遽その検討委員会結成。まあいろいろ考え、ガンガンいけるよう『チームアウタートップ』と言う案がでまし。そしたらそれより『チームインナーロー・もうないの?』はどおと意見がで、なんとなくそれに決まりました。
ちなみに次の日は椿ラインアタックの予定でしたが、朝起きるのが遅くなり、そのうち雨も降ってきた為次回順延、リベンジを誓って伊豆を後にしました。そして軽く裏ヤビツを攻めて帰りました。
実は昨日決まったチーム名 『チームインナーロー』っていうのが、もうちょっと前向きでカッコイイ名前がいいなと思っていました。が、ヤビツを登った時みんなインナーローを使い、ほんとにもうこれ以上軽いギアはないの?っていう感じそのものでした。その時初めて『チームインナーロー』っていうのも逆に気取らず等身大な感じでなかなかいいじゃんと思いました 。