前回に続きサイクルハウスジロの奥多摩ツーリングに参加、今回は4峠越え。
ビミョウな曇りで今にも降りだしそうななかエンジンをかける。所沢でついに霧雨、走れなかったら温泉に入ってこようということでそのまま進む。幸いにも青梅近くなると雨は上がり道路も乾いてきた。
7時半、集合場所の小河内ダム着、一部遅れている人もいたが、8時過ぎ、先が長いということで冷たくも置き去りにして出発。
しばらくは奥多摩湖の周りをさわやかにサイクリング、丹波村を過ぎ少し勾配がでてきたところでジロのケンスケさん、S井さんとN里さん3人と差が開き始め徐々においていかれる。
コンパクトドライブでギアは余っているが、軽くしても追いつけない。適度な重さにして進む。今回ポラールが修理中のため走行データは取れなかったが、ケイデンス70~80RPMぐらいか。
14%勾配の場所を過ぎいよいよ本格的な登りに。S井さんが落ちてきた、それをかわししばらく行くと若手のN里さんの背中が見えてきた。フルカーボンバイクだ、フレームはもちろんホイール、ハンドル、シートまで。ケツが痛くないのかとよけいな心配をしながら差をつめる。
つづら折れになったところで追いつく。第一山岳ステージの柳沢峠はもうすぐ。と、前を見ると工事中の相互通行で足止めを食らっているトップのケンスケ選手を発見、追いつく。信号が青に変わり一瞬トップに立ったがすぐに置いていかれる。
ここで何とか付いていきたいものであるがさすがJCRCAクラス、ケイデンスが高い。柳沢峠で休憩、後続を待って上日川林道に向けて下る。
裂石から上日川林道に入る、予想はしていたがちょっと激坂が入っている。ビンディングをはめようとしたがいきなり坂が急すぎてうまくいかない、ちょっとした広場に入ってギアを軽くし再スタート。そうこうしているうちに最後尾になってしまった。
道は狭く路面もあまりよくない、その上急勾配でてごわい。でも2~3キロも登ると斜度もゆるくなり普通の峠に。つづら折れを登っていくと大菩薩峠登山口、先に行った3人が待っていた。途中で追い抜いたヤスさんもすぐ登ってきた。しばし休憩し今度は20号線に向けてダウンヒル。心配していた空模様も何とかもちそうである、逆に強い日差しがない分走りやすい。
ここで約70キロ、ちょうど中間地点でいよいよ後半だ、笹子峠第3山岳ステージ組とトンネル通過班に分かれる。
笹子峠は斜度も緩くサイクリングペースで進む、しばらくするとソロツーリストが追いついてきた。八王子方面とのことなので奥多摩まで一緒に行くことに。
木立の中を快適なサイクリング、のはずであったが淡々としたスピードながら時々ダンシングしないと遅れてしまう。付かず離れずトンネル着、30分ぐらいか。
下ってコンビニで昼飯、途中補給を取りながら来たのであまりおなかが空いていないが、メインエベントの松姫峠に向けておにぎり一個と菓子パンを食べる。
大月に向け出発、下り基調なのでグングンとばす。駅を過ぎ139号線に。調子が良い、登り基調であるがアップダウンもあり変化にとんで面白い。疲れもなくここもドンドン進む。
そういえば前回のツーリングの時、やっぱりここでグングンとばしたポールくん、登りに入ったらグルペットになってしまったことがあったが…。
と思いつつ深城ダム着、皆さんが上ってくるのを待ち写真をパチリ。
最後に来たヤスさんと小休止、いよいよここから核心の松姫峠だ、気を引き締めて出発。
一度休んだせいかどうかわからないが、今までと違ってなんともキビシイ。つづら折れの登りが続く中滝が流れ落ちているところがあり、ここが一番の急坂。インナーローで進むが止まりそう、やっぱりここまでがんばりすぎたか。両足のひざの上がピクピクいって攣ってきた。ここで止まったらもう登れないと思い、何とかだましだまし登る。
松姫峠着、あとはもう下りだけ、攣り気味の足を伸ばして下り始める。あっという間に小菅村を過ぎ下り基調の道に助けられ奥多摩湖畔に出る。途中ビールを買いバックポケットに放り込み駐車場までひとっ走り。途中先に帰るケンスケさんの車とすれ違う、おつかれさま~。
5時頃だったか小河内ダムの公園でヤスさんと乾杯。ヒグラシが鳴いている、夏ですなぁ。一時間ぐらいマッタリして駐車場へ、行こうとしたら後輪パンク、ガツカリ。
駐車場では今日遅れてきた仲間が待っていてくれた、柳沢峠往復で温泉でマッタリしていたとのこと。しばし雑談しておつかれさまでした。
今日は150キロぐらいだったが、獲得標高差は3千メートル近く、よく走ったもんだ。次回走ることがあればもう少しペースを考えていこう。