もりしまです。
ゴールデンウィークを利用して紀伊半島を自転車で旅してまいりました。
ちょっと長いので前編と後編に分けました。
~1日目~
旅の初日は奈良市内をスタートして東大寺、法隆寺、吉野山、高野山をまわり
和歌山市内へ向かういきなりの山岳ルートです。
まず向かったのは東大寺の大仏。うーん、でかい。
過去地震で首が折れ、頭が落ちたことがあるらしい。修繕の苦労がしのばれます。
次にたちよった法隆寺近くにあるうどん屋で昼食。
名物の「柿の葉寿司」と「柿ざるうどん」なるものを注文。
うどんの色がヤバイ...うどんに何を混ぜてあるか解りますか?
うどんを食べてみると小麦粉の甘さ以外に
柿と思われるフルーティーな甘さがほのかに漂ってきた・・・。
決してまずくはないです。普通に食べられますよ。柿うどん。
高野山ではたくさんのロードレーサーとすれ違いました。
勾配も距離もヒルクライム練習にちょうどよさそうです。
夕暮れになり和歌山市内を走行中、道路の溝に前輪を取られ、地味に落車。
ブレーキレバーと膝に傷がふえた…。トホホ。
初日から落車とは先が思いやられます。
和歌山市内泊 本日の走行距離 181.65km
~2日目~
本日は和歌山市内から白浜へ向かう海沿いを走るルート。
今回の旅は、ほとんど国道を走行するので、
交通量が多く緊張の連続でした。
ゴールデンウィーク中にちょうど満開になる「ニオイジャスミン」
紀伊半島のあちこちでも良い香りで楽しませてくれました。
途中にある観光名所、白崎海岸。
この辺一帯の海岸は石灰岩で出来ていて、まるで外国のような雰囲気です。
夕日の名所、円月島。
何とか間に合って、日没を拝むことが出来ました。
白浜では今回の旅の目的の一つでもある「クエ」鍋を堪能。
関東では冬の時期ぐらいしかお目にかかれない高級魚、
というか私も実物を見るのは初めてなのですが、
本場の和歌山では、年中食べられるようです。回転寿司にもありました。
クエ鍋セットを注文。鍋以外に焼き物と薄造りが付いてきました。
味は鯛に似ているのですが、魚くささがほとんど無く、
「アラ」についた身まで、残さずきれいにいただきました。
これだけで和歌山来てヨカッタと思えます。
写真手前左側はこの辺の名物「さんまの棒寿司」です。
こちらもうまかった。
白浜泊 本日の走行距離 145.54km
~3日目~
世界遺産の熊野本宮から那智の滝を見物して
本州最南端の潮岬がある串本に向かうルート。
熊野本宮までは結構なヒルクライム。
途中トンネル内歩道が暗くて狭いためビビリながら押して歩きました。
途中の定食屋で「キジ丼」を注文。
鶏肉より肉質は硬いですが、独特の野味があってうまいです。
道中のポスターで知ったのですが、この辺はUCI国際レース ツールド熊野の開催地らしい。
名前はなんとなく聞いたことがあったのですが、知らなかった。
しかも5月9日開催じゃないですかぁ。
Inner-Lowジャージは結構目を引くようです。
途中の商店のおばちゃんたちに「今度のレース出るの?選手?」と突っ込まれます。
すみません、ただの自転車好きアマチュアです。
熊野本宮を見物した後
落差日本一の滝、那智の滝に到着。
那智勝浦 太地町といえばクジラ。
写真はミンククジラの焼肉定食。
やや癖のある味と肉の硬さは羊に近いかなと感じました。
串本泊 本日の走行距離 159.08km
~4日目~
今日は出来るだけ伊勢方面にいこうと考えていたのですが、
朝から雨と風が強く、まるで台風が上陸したかのようでした。
朝、宿から数kmの所にある潮岬まで行こうとしたところ
あまりにも風が強くて断念。ほんと、海に落ちるかと。
どのくらい風が強いかというと、
砂浜の鯉のぼりが強風に吹かれて真横です。
途中の道の駅でシラス丼とこの辺の名物「めはりずし」を注文。
ご飯を浅漬けした高菜の葉で包んだ郷土料理。
すしというか、オニギリみたいにでかいです。
天候は一向に改善しないが、国道42号線の山越えルートをひたすら北上。
カッパを着ていたのに、服が完全に濡れてしまった。
登りは何とかなったものの、下りに入ったところ
ハンドルを取られるほどの強風で危なかった。
また、体が急激に冷えて震えが止まらなくなってしまい、
低体温症になりかけたので、目的の半分ほどの距離で断念。
雨の日は無茶したらいけないですね。
今回の旅で痛感しました。
尾鷲泊 本日の走行距離 78.01km
~5日目~
昨日とは打って変わって本日は快晴・無風。
まずは伊勢神宮を目指します。
途中の道の駅で売っていたマンボウの串焼き。
見た目と食感は鶏もも肉のようでしたが、味はしっかりお魚。
アジを淡白にしたような感じでした。
伊勢神宮に到着。樹木がでかい。
厳粛な雰囲気でした。
伊勢名物といえば赤福もち。
祝日ともあって観光客でごった返していました。
伊勢うどんもうまかったです。
本日の宿泊地鈴鹿に向かう途中、松阪にて夕食。
松阪牛のフィレカツを注文。肉は見事なレア状態です。
フィレなのにとんでもなくジューシーで、噛んだとたん、肉は溶けてなくなり、
ただ衣部分をサクサクと食べているような感じで、衝撃でした。
味も上品で、くさみ・においといった物がありません。
「牛か?」と疑いたくなるほどです。
しかし、ちょっとジュージー過ぎて量はたくさん食べられる物ではないな、と実感。
たまに食べるからいいんでしょうね。
そろそろお腹周りが気になる年頃なので・・・。ヤバイ ヤバイ。
明日からはちあきさん、こばっちさんと合流して
名古屋→東京ツーリング編がスタートです。
そういえば自転車が1回も写っていないなぁ。ヤバイ・・・ 。
鈴鹿泊 本日の走行距離 166.95km