11月に結婚式を執り行いまして、ようやく身の回りが色々ひと段落いたしました。
ようやくのレース再開です。
まずは冬の本格的なマラソンシーズンに備え、記録はまったく狙わず、新婚二人バカンス気分で参加。
レース前のランニングスクールに参加して、講師のプロトライアスリート白戸太郎さんとしっかり記念撮影。
白戸さんの話はとても楽しく、ランニングの参考になる物ばかり!
皆様から頂いたInner-Lowベストです!
レース前日は土曜日ということもあり、宿泊したホテル近くで深夜1時まで催し物というか、ライブが行われていた。
なぜ終了時間を知っているかというと、ライブの爆音と歓声で眠れなかったから。
本場のライブに耳栓も役に立たず。
はっきり言ってマラソンなんかしちゃいけない体調である。
ろくに練習もしていなかったため決めた目標は2つ。
とにかく楽しむ事と、夫婦同時にゴールテープを切ること。
レースは早朝5時に参加者30568名が一斉スタート。花火と歓声、熱気で眠気はひとまず吹き飛ぶ。
人数が多いこともあって、最初は1km8分50秒の早歩きペース。
5km過ぎたあたりからペースが8分台まで上がるが、このあたりで夫婦二人並んで走る事がとても難しい、という事を思い知る。
自分のペースでジョグをすると嫁がついてこれず、嫁のペースに合わせると、
慣れないピッチ走法を余儀なくされて、足裏にマメができて痛い。
体力に余裕があるうちは沿道の歓声にハイタッチで答えていたが
日が昇ってくると自分は寝不足によるめまいと気持ち悪さで度々歩くようになり、嫁の足を引っ張ってしまう。
体調がよくなってくると今度は嫁の故障していた膝関節、股関節の痛みが出てきて歩きがちになる。
片方の調子がいいときに、片方の体調が悪い、という感じで全くペースが噛み合わない。
歩くことですら、お互い歩幅もスピードもまったく違うので、嫁が気持ちよく歩けるペースにあわせ、二人で励ましあいながら歩く、走るを繰り返す。
気温も29度まで上がり、暑さによる疲労を避けるため、日陰を探して走るようになる。
こんな暑さで走ったら倒れてしまうんでないか? 実際、今年は救急車も結構出動した模様。
給水所でスポンジを貰い、首筋や頭を冷やす。
そのままランウェアやサンバイザーで落ちないように挟んでスポンジを固定。氷もつめこむ。
暑さで足取りがふらふらなので、とにかく体を冷やす。
残り10kmとなったところで嫁の間接が悲鳴をあげたため、二人で歩くことに決めた。
1km15分ペース。1kmが、とんでもなく長い距離なんだと感じる。
給水所でたっぷり休憩し、歓声に手を振りながらのんびりと歩く。
そんなこんなで8時間掛けてマラソンを満喫し、ようやくゴール。
今回のマラソンで夫婦の足並みをそろえて前に進むということの難しさを知った。
自分だけ前に出たくなっても1歩後ろに下がり、相手のペースにあわせる事が大事なんだと実感。
つらかったけど楽しめたし、二人並んでゴールをすることもできた。
夫婦の大事なことを学んだ8時間でした。
今後も夫婦二人でレースに練習に励んでまいります。